姫路市飾磨の調剤薬局
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ワキガの臭いってどんな臭い?原因物質から説明します。

ご自身の体臭から「自分はワキガなの?」と気になっている方は多いかと思います。実際、日本人の1割前後がワキガであると言われています。

ワキガの診断方法は、耳垢や遺伝、臭いの種類によります。臭いがワキガであるかの判断材料の一つになります。ワキガがどんな臭いなのかについては、その原因物質を知ることである程度理解することができます。

ワキガの臭いってどんな臭い?

まずワキガの仕組みから説明します。

臭いの出る仕組みと原因物質

ワキガの方はアポクリン腺という汗がでる器官が発達した方です。アポクリン腺は腋などに存在し、タンパク質や脂肪酸を含む汗を分泌します。これらの物質を皮膚の常在菌が分解することでワキガ独特のにおいが発生します。つまり、ワキガの方はこれらのタンパク質や脂肪酸が多いのです。決して、雑菌が多いわけではありませ。汗に含まれる物質が特殊なのです。

汗に含まれる物質の種類から、硫黄のような臭い、雑巾のような臭い、スパイスのような臭い、尿のような臭いの4種類の臭いにワキガの臭いは分けられると言われています。

具体的にどんな物質があるのかは以下の通りです。

硫黄のような臭い

体に含まれるアミノ酸にはイオウ元素を含むものがあります。例えばシステインがそうです。硫黄のようなワキガの臭いの原因は、汗に含まれるアミノ酸のイオウが原因です。

脇からはシステインが結合した化合物が分泌されます。それを皮膚にいる常在菌が分解します。そして、分解された物質が硫黄のような臭いを発することになります。

よく知られている物質として3-メチル-3-スルファニルヘキサン-1-オール(3H3SH)などの物質があります。

硫黄のようなワキガの臭いには個人差が大きいと言われています。硫黄のような臭いがワキガの臭いの個人差の原因と言われています。

雑巾のような臭い

汗に含まれる物質で、グルタミンというアミノ酸が結合した物質があります。これが皮膚の常在菌によって分解されて雑巾のようなワキガの臭いの原因物質になります。よく知られている物質が3-メチル-2-ヘキセン酸(3M2H)です。

ちなみにアジア人の体臭が少ないのは、アジア人にはアポリポプロテインDという物質がほとんど検出されないことが原因だと言われています。アポリポプロテインDは3-メチル-2-ヘキセン酸(3M2H)と結合した形で汗として分泌されます。アジア人は3-メチル-2-ヘキセン酸をあまり分泌しないだろうとのことです。

雑巾のような臭いの原因物質が必ずしも汗由来のものとは限りません。単純に衣服に雑菌が増えると雑巾のような臭いがします。雑巾のような臭いのために、自分がワキガなのか疑っている方も、単に衣服の扱いに問題があっただけの可能性もあるでしょう。

スパイスのような臭い

上記の3M2Hと非常に似た物質に、3-ヒドロキシ-3-メチル-ヘキセン酸(HMHA)という物質があります。これが皮膚の常在菌に分解されて(3H3MH)になります。これらの物質がクミンのような臭いの原因になります。雑巾のような臭いの原因と良く似ていますね。

尿のような臭い

男性ホルモンによる臭いもあります。体の中の男性ホルモンが変化することで尿のような臭いの原因物質が発生すると言われています。この物質は揮発性のステロイドで、他の物質と同様にアポクリン腺から分泌されます。

詳しい解説がありました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jao/36/3/36_3_138/_pdf

この種の臭いは男性が発する特有のフェロモンという風に考えると分かりやすいです。

したがって、女性のワキガの方では尿のような臭いは弱くなります。

その他の臭い

上記で紹介した物質ですべてではありません。ワキガの臭いに関する物質が数多く報告されています。

この記事では一般的によく言われている4種類の臭いに分けて書いていますが、もっとバリエーション豊富に研究する企業があります。例えばマンダムが臭いを7種類のパターンに分けて研究したみたいです。

http://m-age.jp/smell/research/original/02.html

臭いの個人差や程度差

臭いの強度

一般的にワキガの臭いの強度は

尿のような臭い>スパイスのような臭い>雑巾のような臭い>硫黄のような臭い

です。

ばらつきもありますが、上記の原因物質が多く分泌されているほど臭いも強くなる傾向があります。

臭いの個人差

もちろん、実際のワキガには上記の臭いそれぞれ一つだけではなく、複雑に混じっています。雑巾のような臭いとスパイスのような臭いについては個人差があまりありません。

しかし、硫黄のような臭いは個人差が大きく、尿のような臭いは男女差が大きいことがわかっています。

その他の大衆との違い

普通の汗臭さとの違い

ワキガでなくとも体臭は発生します。体中に存在する汗腺であるエクリン腺から分泌される汗にはタンパク質や脂質を含みません。このため、汗自体は無臭です。しかし、体の表面に垢や脂肪酸が多くあるとそれを皮膚の常在菌が分解して臭いの原因物質が発生することになります。これが一般的な汗臭さの原因です。

ただし、上記の4種類の臭いの原因物質についてはアポクリン腺特有の物質です。したがってこの4種類の臭いがワキガの方の特徴的な臭いと言えるでしょう。

加齢臭との違い

一般にワキガの臭いは20歳前後が強くなります。フェロモンとしての役割を考えると納得できますね。一方、加齢臭はもうちょっと年齢が上の方の人の悩みです。まず、年齢層が違います。

また、仕組みや原因物質も違います。加齢臭の原因物質はノネナールという物質などです。ノネナールは皮脂腺のパルミトレイン酸という物質が過酸化脂質と結びつくことで発生します。

ワキガとは原因物質も仕組みも全く違いますね。もちろん臭いの種類も違ったものになります。

 

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