姫路市飾磨の調剤薬局
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痛み止めの外用液作りました

もうすぐ梅雨明け、夏から秋にかけて体を動かす季節です。

という訳でインドメタシン外用液という薬を作ってみました。

筋肉痛などの痛みや肩こりなどに使う薬です。

市販薬のバンテリンコーワ液EXと主成分が似たような感じの薬です。

 

材料はこちら(全量100mLあたり)

  • インドメタシン                   1.0g
  • l-メントール                        3.0g
  • プロピレングリコール        10.0mL
  • ベンザルコニウム塩化物液 0.1mL
  • エタノール          80.0mL
  • 精製水          適量

インドメタシンの量は昔は0.75gだったのですが、最近になって1.0gに変更されています。

古いマニュアルだけで作っていると失敗します。

はい、私のことです。

 

これをマグネチックスターラーで混ぜていきます。

まずは無水エタノールをビーカーに入れてスターラーを回します。

これがインドメタシンの原末です。

 

 

インドメタシンは水に溶けにくいのでうっかり析出しないように作らないといけません。

慎重に…

 

すると色が付いてきます。

 

画像ではまだ溶けきっていない状態です。

今回はちょっと勢いよく入れすぎたみたいです。

インドメタシンは一気に全部入れない限りすぐに溶けます。

透明になったらメントールを入れます。

 

これがメントール。メントール臭い…

これを入れて…

 

メントールはすぐに溶けてくれます。

後はヒドロキシプロピルセルロースを入れます。

 

ヒドロキシプロピルセルロースは薬効成分ではなく、インドメタシンの溶解補助剤です。

本来、インドメタシンを加温したヒドロキシプロピルセルロースに溶解させてからエタノールに混ぜるようですが、スターラーがあればこの順序でも余裕です。

あと、製品エタノール濃度が高いのでヒドロキシプロピルセルロースでしっとりさせるのもあるかもしれません。

正直、有ると無しで比較したことが無いのでわかりません。

次は、ベンザルコニウムです。ベンザルコニウムは極めて量が少ないので注意です。

ベンザルコニウムは塗る面の防ばい材です。

エタノールで薄めてから入れています。

特に深い理由はないのですが。

 

 

最後に精製水を入れて、

 

全部きれいに溶けました。

これを容器に入れて、

 

完成です。

これを遮光して保存します。

残っている手続きとしては、製造記録を書いて、サンプルを検査センターに送ってちゃんと出来ているか試験をしてもらいます。

合格したら販売できるようになります。

 

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