姫路市飾磨の調剤薬局
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水虫治療の基本知識



薬を使用する以外にも水虫治療の注意点がいくつかあります。あまり細かくならず、重要な点に絞ってまとめてみました。

水虫の原因菌

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌)のなかまが寄生して起こる病気です。白癬菌は皮膚の一番外側にある角質層に寄生して増えていきます。これは、角質層に含まれるケラチンというたんぱく質が白癬菌は大好物だからです。また、白癬菌は高温多湿も好みます。一日の足の発汗量はコップ1杯くらいです。このため、蒸れやすい靴の中に1日に何時間も閉じ込められる足は白癬菌の格好の住みかというわけです。

水虫の種類とかゆみ

水虫はかゆいものと思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。足の水虫は①足の指の間の皮膚がふやけたようになり、じくじくしたりカサカサしたりする「趾間型(しかんがた)」、②足の裏などに小さな水ぶくれができる「小水疱型(しょうすいほうがた)」、③足の裏全体が厚く硬くなる「角質増殖型」の3タイプがあります。このほか、爪が白く濁って分厚くなる 「爪白癬(つめはくせん)」があります。これらのうち、角質増殖型や爪白癬はかゆみがありませんし、小水疱型の場合も、水疱が非常に小さい場合などはかゆみが出ないこともあります。

水虫の薬

水虫の治療には抗真菌薬を用います。通常、白癬菌が角質層の表面近くにいる趾間型や小水疱型の水虫には外用薬(塗り薬)が、外用薬が届かない角質増殖型や爪白癬、治りにくいタイプの水虫には内服薬が用いられます。塗り薬には、クリーム剤、軟膏、液剤などがあり、症状や使用感に応じて選びます。皮膚に浸透しやすいお風呂上がりによく乾燥させてから塗ると効果的です。また、白癬菌はかゆい場所や水虫の症状がある場所以外にも潜んでいるので、広く塗るようにします。

大事なことは症状が治まったからといって、途中で治療を止めないことです。白癬菌が皮膚の奥にひそみ、おとなしくしているだけのケースが多いので、白癬菌が完全にいなくなるまで、お薬を使い続けることが大切です。1~2ヵ月ほどでかゆみ等の症状が無くなることが多いですが、かゆみなどの症状が治まったからと薬を塗るのを止めてしまうと、白癬菌の一部が生き残り、再発の原因となります。少なくとも3カ月程度は薬を塗り続けましょう。

薬の主成分の種類には大きな差はありません。一般用医薬品も医療用医薬品も大きな効果の差はありません。そこで、当店では基剤に工夫がされた薬を販売しております。

水虫の薬

生活習慣

お薬による治療とともに、足を清潔に保つこともポイントです。毎日、足を石鹸で丁寧に洗い、しっかり汚れを落としましょう。柔らかいタオルで優しく丁寧に洗うようにしましょう。ごしごし洗ったり、軽石でこするなどすると傷ができて菌が再感染する恐れがあります。

洗ったあとは水分をよくふきとって乾燥させます。せっかく足をきれいにしても、体に触れるバスタオルや足ふきマットに白癬菌がついていては台無しです。マットやタオル類は毎日洗濯して、よく乾かしましょう。靴下は綿製品が通気性や吸湿性に優れています。靴は、サンダルなどできるだけ通気性のよいものを。その日履いた靴は、翌日は履かずに乾燥させましょう。なお、水虫のある家族の洗濯物は分けて洗うという人もいるようですが、一緒に洗っても十分に乾かしさえすれば他の人に感染することはありません。

家族に感染させないように

水虫は白癬菌(はくせんきん)という真菌(いわゆるカビ)が皮膚の角質層に入り込んで発症する感染症です。したがって他の人にうつす可能性があります。実際、水虫にかかっている人と一緒に住んでいる家族が水虫であるケースは多く、特に子どもの水虫のほぼ100%が親などからの感染といわれています。
主な感染源は、床やじゅうたん、スリッパ、バスマットなど、素足で接触することが多い場所です。水虫の人がこうしたところを歩くと、白癬菌を含んだ角質細胞がアカとなって落ち、そこを他の人が素足で歩いたりすると、その角層細胞が足に付着します。付着したあとに足を洗わなかったり、1日中靴下や靴を履いたりしていて足が蒸れた状態にしておくと、菌がどんどん増殖して、水虫に感染してしまいます。
こうした家族内感染を防ぐためにも、水虫はきちんと治療することが大切です。

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