姫路市飾磨の調剤薬局
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栄養機能食品ってビタミンやミネラルだけどビタミン剤とは違います。何が違うのか。


すみません。題名でちょっと嘘を書きました。栄養機能食品にはn-3系脂肪酸もあります。しかし、栄養機能食品のほとんどがビタミン・ミネラルです。さて、ビタミンやミネラルはいろんな商品に入っています。健康食品、医薬部外品、医薬品いっぱいあります。これをどう考えていくかが、健康食品としてのビタミンの捉え方で重要なことです。

栄養機能食品とは

栄養成分(ビタミン・ミネラル)の補給のために利用される食品で、栄養成分の機能を表示するものをいいます。
(消費者庁より引用)

消費者庁も栄養機能食品はビタミンやミネラルのことだと言っています。だから、題名も嘘では無いでしょう。多分。

栄養機能食品は届出も許可も不要

必要量が含有されていれば、特に届出や許可なく、その健康食品は栄養機能食品と名乗って良い事になっています。ビタミンやミネラルの有用性は自明ですので、敢えてビタミンの臨床試験なんてものは必要ありません。

ただし、ビタミンは栄養としてのビタミンの他に薬としてのビタミン剤もあります。この辺りが栄養機能食品のポイントになってきます。

健康食品と薬の違い

健康食品と医薬品の違いをまず考えていきましょう。一つ目に対象が違うことが挙げられます。健康食品は健康な人が摂取するもので、医薬品は病気の人が服用するものです。それに伴って目的も異なり、健康食品は「保健」、つまり健康を保つためのもの、医薬品は「治療」、つまり病気を改善させるためのものであると言えるでしょう。その中間に医薬部外品があります。ビタミン剤の医薬部外品はもともと医薬品であったものの規制緩和によって医薬部外品になりました。

栄養機能食品は表記に規制がある

ビタミンの成分には異論が無いが、3つの目的がある。こういったことから対象や目的が規制されるのが栄養機能食品です。つまり、特定の表示内容しか認められないということです。ビタミンB1を例に具体的に見ていきましょう。

ビタミンB1を含む栄養機能食品に認められた表示内容は

ビタミンB1は、炭水化物からのエネ ルギー産生と皮膚や粘膜の健康維 持を助ける栄養素です。

です。

一方、ビタミンB1を主成分とする医薬品であるアリナミンAの効能は

1.次の場合のビタミンB1の補給
肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時
2.次の諸症状の緩和
筋肉痛・関節痛(腰痛、肩こり、五十肩など)、神経痛、手足のしびれ、便秘、眼精疲労
3.脚気

です。

大きな違いがあることが分かります。食品が保健が目的で、医薬品は治療が目的であることがはっきりわかると思います。

栄養素としてのビタミンと医薬品としてのビタミンの違い

上記のような違いが健康食品と医薬品の間にあることが分かりました。ではビタミンのどこにその違いがあるのでしょうか。ビタミンB1は食品だろうが医薬品だろうが同じです。量が違うのです。健康を保つために食品として摂取すべき量のことを「栄養所要量」と言い、病気の治療のために医薬品として認められた量のことを「薬用量」と言います。

例えば、ビタミンB1の栄養所要量は成人で男性1.1mg、女性0.8mgです。医薬部外品のアリナミンv一本に入っているビタミンB1は5mgです。一方医薬品であるアリナミンAの薬用量は100mgです。ケタが違いますね。このようなことから、食品としてのビタミンと医薬部外品や医薬品としてのビタミンは別物だと分かります。

 

ビタミンを買い求める時は、食品としてのビタミンが欲しいのか、医薬部外品としてのビタミンが欲しいのか、医薬品としてのビタミンが欲しいのかをはっきりさせて、パッケージをよく見て間違えないようにしましょう。

 

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