姫路市飾磨の調剤薬局
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痛風予防に役立つ食事のポイント

痛風になってしまった人、尿酸値が高いけれども痛風の発作は起こっていない人、色々な背景を持って高尿酸血症の薬を飲んでいるでしょう。現在市販されている薬の効果は非常に有益ですが、処方された薬を飲むだけではやはりよろしくありません。生活習慣の改善が必要になってきます。

 

痛風に関係する要因

痛風に関係してくる要因については、米国の調査が役に立ちます。

結局言いたいことは以下の図

相対危険度が1より大きいと悪い、1より小さいと良いということです。

アルコールと肉類とメタボと果物が関連してくることが分かります。

こういったわけで食べ物・飲み物が大きく影響します。

個別に見ていきましょう。

飲酒

なぜアルコールが尿酸値を上昇させるのか

おもに3つの原因があると言われています

1.アルコールが体内のATPという物質を分解して、プリン体を生成しやすくする

2.アルコール飲料にプリン体が含まれる

3.乳酸を生成して尿酸の排泄が抑制される

どんな酒がまだましなのか?

よく、「尿酸が高いからビールはやめて、日本酒にしたんや」ということ聞きますが、たくさん飲酒する人は、どのアルコールでも尿酸値が上がります。2だけ防いでもダメということです。

また、ノンアルコールビールや凍結乾燥ビールなら大丈夫か?と言われると、これらも尿酸値を上昇させます。プリン体カットビールだけが上昇を防ぐことができます。

飲酒量の目安

アルコール量として1日20~25g以下です。

目安としては

ビールで500mL

日本酒で180mL

ウイスキーで60mL

ワインで125mL

焼酎で90mL

です。

「ビール中1瓶と日本酒1合とワイン1グラス飲んだら大丈夫やろ?」

それは間違いです。

プリン体の多い食べ物・少ない食べ物

大雑把にはたくさん細胞が含まれている食品にプリン体が多く含まれています。

また、プリン体はうま味の素になっているので、うま味を感じさせる食品もプリン体を多く含む傾向があります。

 

きわめて多い (300 mg ~) 鶏レバー、マイワシ干物、イサキ白子、 あんこう肝酒蒸し
多い

(200 ~300 mg)

膝レバー、牛レバー、カツオ、マイワシ、大正エビ、 マアジ干物、サンマ干物
少ない

(50 ~100 mg)

ウナギ、ワカサギ、豚ロース、豚バラ、牛肩ロース、牛タン、マトン、ボンレスハム、プレスハム、ベーコン、ツミレ、ほうれんそう、カリフラワー
きわめて少ない (~50mg> コンビーフ、魚肉ソーセージ、かまぼこ、焼きちくわ、さつま揚げ、カズノコ、スジコ、ウインナーソーセージ、豆腐、牛乳、チーズ、バター、鶏卵、とうもろこし、ジャガイモ、さつまいも、米飯、パン、うどん、そば、果物、キャベツ、トマト、にんじん、大根、白菜、海藻類

引用)高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第2版

干物や特定の部位に多く含まれるという印象です。

健康食品にもプリン体が多いものがあります

DNAやRNAの健康食品やビール酵母、クロレラ、スピルナ、ローヤルゼリーなどです。

googleで検索すると具体的な商品も出てくると思います。

健康食品でも人によっては不適切な場合もあります。

プリン体目標量

きわめて少ないに該当する食品は高尿酸血症に良いことが分かります。

食事をこれを中心に1日のプリン体摂取量を400g以下に収めましょう。

果糖などの糖分について

最初の図や上記の表のとおり、果物自体は高尿酸血症に勧められる食品です。

しかし、最近の果物はとにかく甘いので、過剰に食べない方が良いでしょう。

ジュースなどについても、糖分がたくさん入っているものは控えた方が良いでしょう。

多くとった方がいい物

野菜や海藻

野菜や海藻は尿が酸性になるのを防ぎ、尿酸を溶かしやすくします。

水分

水分は尿酸の排泄を促すので、1日2リットル以上飲みましょう。もちろん、アルコールやジュースはダメです。

しかし、心不全や高血圧の治療として利尿薬を服用している方は、水分については医師の指示に従いましょう。心臓の負担を減らすために利尿薬を飲んでいるのに、利尿薬の副作用を防ぐために水分を多く摂取すると本末転倒です。

患者様ごとに対応が異なると思われます。

その他

カゼインを含む乳製品やポリフェノールを含むコーヒーやチェリーは尿酸の排泄を促進することが報告されています。ただし、治療ガイドラインやナチュラルメディシン・データベースなどでは言及されていないことからはっきりしたことは言えないでしょう。

プリン体と戦うヨーグルトがあるそうですが、特定保健用食品ではないようです。

プリン体の量を毎日なんて調べてられない

上記の表からわかるように主食、汁物はそんなに問題にはなりません。

ポイントはタンパク質を含む主菜です。

肉、魚→豆腐、納豆、卵

このような考え方をするとポイントをおさえやすいでしょう。

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