姫路市飾磨の調剤薬局
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高尿酸血症の薬の紹介

高尿酸血症の薬物治療は➀体内の尿酸の量を減らすこと、②発作を予防すること、③発作が出たときの痛みの緩和です。

体内の尿酸を減らす薬

尿酸を減らすには

・体内で尿酸が出来るのを阻止する

・尿酸を体外に排泄させる

の2つの方法があります。

高尿酸血症に使用する医薬品は尿酸の合成を阻害する薬尿酸の排泄を促進する薬2つに分けられます。

原則として尿酸の合成が多い人には尿酸合成阻害薬、尿酸の排泄が上手くいっていない人には尿酸排泄促進薬が最適です。

しかし、これらの医薬品には長所・短所があるため、必ずしも原則通りではありません。

 

尿酸合成阻害薬

食べ物由来、体の代謝物由来に関わらず体内のプリン体はキサンチンオキシダーゼという酵素によって尿酸に変えられます。尿酸合成阻害薬はキサンチンオキシダーゼを邪魔することで尿酸が生成するのを阻害します。

アロプリノール(商品名:ザイロリック)

尿酸合成阻害薬の中では歴史の古い薬で、肝臓で代謝されてオキシプリノールという成分に代謝されます。

代謝されたオキシプリノールも尿酸の合成を阻害し、共に腎臓で排泄されるのが特徴です。

このため、腎機能が低下している方では使いづらい薬です。

使用上の注意点

稀ですが、服用開始から1、2カ月くらいまでにアレルギー症状を引き起こすことがあります。

皮膚や目、呼吸など何か異常を感じた場合は医師または薬剤師にご相談ください。

フェブキソスタット(商品名:フェブリク)、トピロキソスタット(商品名:トピロリック)

2010年代初期に発売された薬です。肝臓で代謝されて排泄されるのが特徴です。

アロプリノールとは相性が悪い方としては選択肢が増えました。

デメリットは薬価が高いことです。

尿酸排泄促進薬

尿酸の再吸収を抑えて、尿酸が尿中へ排泄されるのを促進させます。

プロベネシド(商品名:ベネシッド)、ブコローム(商品名:パラミジン)、ベンズブロマロン(商品名:ユリノーム)が挙げられます。

半減期が長いということから、国内での使用の多くがべンズブロマロンです。

ベンズブロマロン(商品名:ユリノーム)

使用上の注意点

効果が高い反面、肝障害の副作用に注意する必要がある薬です。このため、この薬を処方された方は定期的な肝機能検査が必要になってきます。服用中に気になる症状があった場合、医師または薬剤師にご相談ください。

肝機能をはじめとするユリノームの注意点はこちら。

患者向医薬品ガイド(PDF)

発作を抑える薬

尿酸値が高いだけではまだ痛風発作が起こっていません。血液内での濃度が上がると尿酸は結晶化します。足の指などが痛くなりやすいのは、足の指は冷えやすく、結晶化が起こりやすいためです。

尿酸の結晶は体内では異物なので、免疫反応が起こります。

発作を予防するにはその免疫反応を抑える必要があります。

コルヒチン(商品名:コルヒチン)

痛風を頓挫させる薬で、痛風発作の前兆期や発作が頻発する場合に使われる薬です。

白血球の尿酸貪食作用を阻止します。

コルヒチンの薬理作用は多彩で完全な薬理作用は明らかになっていません。

使用上の注意点

悪心、嘔吐、下痢、腹痛などのおなかの症状が現れた場合は医師または薬剤師に相談してください。

稀ですが、血液関連の副作用が発生することがあります。

詳しくはこちら

患者向医薬品ガイド(PDF)

 

痛みを抑える薬

痛風の痛みは尿酸の結晶に対する炎症反応の結果なので、抗炎症薬を使用することになります。

ロキソプロフェン(商品名:ロキソニン)やジクロフェナク(商品名:ボルタレン)など通常の解熱鎮痛薬を使用します。

アスピリンは尿酸の排泄を阻害したり、腎臓での石灰化のリスクのため痛風には使用されません。

症状が酷い場合は副腎皮質ステロイドが使用されることもあります。

 

※すべての副作用を書いたものではありません。

服用中に何か症状がありましたら医師または薬剤師に相談してください。

 

※これらの薬に関しては適切に使用すれば安全な薬ばかりです。

過度に心配にならないようにして下さい。

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