姫路市飾磨の調剤薬局
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うっかりドーピングを避ける4つの方法

日本国内のアスリートの皆さまは非常に健全です。ところが、ドーピング検査でなぜか陽性になってしまう人がいるのです。これは自分でも意図しない形で起こるため「うっかりドーピング」とよく呼ばれています。

うっかりで選手生命を絶たれたら、たまったものでは無いですね。対策は普段から勉強しておくことです。以下が特に知っておきたい点です。

どの薬をいつ飲んではいけないのか知る

彼を知り己を知れば百戦殆うからずです。まずどんな薬がドーピングに該当するか知りましょう。

具体的な成分に関しては公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構に「20〇〇年禁止表国際基準」としてアップロードされています。

禁止理由とともに公開されているので分かりやすいでしょう。

詳細は本家本元に譲るとして、大まかな理解について説明します。

まず、禁止薬物は常に禁止される薬物と競技会時に禁止される薬物の2つに分けられます。

常に禁止される薬物

抜き打ち検査対象の薬物ですね。蛋白同化薬などの筋肉を増強する医薬品やドーピングを隠匿する利尿薬が典型的なところです。不当な方法で体づくりが行うことができる薬物のリストです。

競技会時に禁止される薬物

競技時に検査される薬物ですね。典型的なところとしては興奮薬とかですね。興奮薬はかぜ薬とかに含まれています。

ただし、競技がしばらく無いからといって飲んでも大丈夫と判断するのは尚早です。後述しますが、漢方薬などの生薬が含まれるケースだと別の問題が生じます。

科学的データから予測をしない

微妙に違った例えですが「アルコールは体の中から約4時間で排泄されるから、お酒を飲んで4、5時間も経ったら、自動車を運転しても大丈夫だろう。」と同じ発想ですね。

医薬品は服用してから時間と共に排泄されていきます。薬の成分が体の中から半分に減少するまでの時間を半減期といいます。この半減期などのパラメータを基準に服用のタイミングを逆算するという行為です。

これは勧められません。薬の代謝や排泄能力は個人差があるからです。

あそびを作るというか余裕を持った考え方が大事です。

漢方薬・生薬に注意

上記の禁止表国際基準を見てみると成分の名前やそのカテゴリーが記載されていることが分かるでしょう。じゃあ、パッケージの成分欄を見れば大丈夫かどうか分かりそうですね。

漢方薬のパッケージを見てみましょう。

風邪になった時などに使われる麻黄湯をみると

マオウ・キョウニン各3.75gとか書いていますね。これは生薬名であって成分名ではありません。これが重要です。実はマオウにはエフェドリンという禁止薬物が含まれています。パッケージからは分かりませんね。

もう一点まずいことがあります。マオウって草ですよ。エフェドリンそのものじゃないんです。繊維や糖分などいろんな成分があるものを抽出したものです。エフェドリン以外にどんな成分が入っているかなんて分からないですよね。もし、常に禁止される薬物が入っていたら…。マオウの成分はエフェドリンだから競技会だけ注意していれば大丈夫という保証なんてありません。これは決してクラシエさんが悪い訳ではなく、漢方薬ってそういうものなのです。

こういったことから生薬を配合する医薬品には大変注意しないといけません。

知らないサプリや海外のサプリは使わない

サプリメントについてもパッケージからすべての有効成分を知ることは出来ません。食品衛生法上、食品に含まれる成分をパッケージに記載する義務はありませんからね。確実なサプリメント以外は避けましょう。特に海外製品については日本の食品衛生法すら及ばない商品です。

確実なサプリメントについてはJADA公式認定商品として認定されていますので、ここから選ぶことが無難でしょう。認められたサプリメントのリストは公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構で公開されています。

 

もう一つがインフォームドチョイスです。世界的なアンチドーピング分析機関である英国LGC社による認証プログラムのことをinformed-choice(インフォームドチョイス)或いはinformed-sports(インフォームドスポーツ)と呼びます。認証された商品は安全と考えて良いでしょう。

まとめ

全体として言えることは「ギリギリ」を攻めないことです。医薬品にせよ、サプリメントにせよ、きわどい判断やはっきりしないことには手を出さないことです。市販薬で気になることがあれば、かかりつけの薬局に相談してみましょう。

公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構の公式サイトではスポーツファーマシストを検索することが出来ます。

ここで当店を検索すると…

 

…出てこないんだな。これが。

まあドーピングについてさらに詳しく知りたい方は、公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構に情報が豊富にあるので、一度見てみましょう。

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