姫路市飾磨の調剤薬局
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鼻詰まりで困っている人はどんな薬がいいの?

花粉症の時期が中ごろから後期になるに従って、鼻水で困るよりも鼻詰まりで困る方が多くなってくると思います。

アレグラFXやアレジオン、ストラリニZなどの抗ヒスタミン薬は鼻水を改善させる効果があっても、鼻詰まりを改善させる効果はそれほどありません。では、鼻詰まりに対して効く薬にはどんな薬があるのでしょうか。

たまに使用するのか、数日間以上連日使用するのか、分けて考えてみます。

たまに使用したい

旧世代の抗ヒスタミン薬(クロルフェニラミンマレイン酸塩など)+血管拡張薬(ナファゾリン塩酸塩、プソイドエフェドリン塩酸塩など)の商品が多く販売されています。まずこれが検討できます。点鼻薬と内服薬の2種類があります。価格が安くありがたい商品です。ただ、眠気や口の渇きといった副作用が他の商品と比べて多いデメリットがあります。血管拡張薬は連続して使用することで効果に慣れてしまうので、毎日の使用には適していません。

また、アレグラFXやアレジオン、ストラリニZなどの内服薬との併用はダメです。

 

数日間以上使用したい

点鼻薬には2つのパターンがあります。上記の抗ヒスタミン薬+血管拡張薬とステロイド薬です。連日使用には点鼻用ステロイド薬があります。また、漢方薬と言う選択肢もあります。

点鼻用ステロイド薬

ステロイド薬が主成分の薬です。眠気の副作用も無く便利な薬なのですが、使ってはいけない人が多いことが特徴です。高血圧、糖尿病、喘息、18歳未満、緑内障などかなりの人は使えないことが分かります。決して危険な薬ではないのですが。連日使用はOKですが、1ヵ月以上の使用はダメです。また、抗ヒスタミン薬との併用は大丈夫です。

いくつか商品が発売されていますが、どれもそれほど大きな効果の差はありません。

 

漢方薬

葛根湯加川芎辛夷という漢方薬があります。川芎が末梢血管の血流を改善し、辛夷が鼻の通りを良くします。おそらく鼻の粘膜の腫れを改善させる効果があると考えられています。点鼻薬と併用することも可能です。

じゃあ、色々限定されている点鼻薬を使うより漢方薬で万事解決じゃないかと思われるかもしれません。でも多分そうとは言えないと私は思います。

ちょっと脱線しますが西洋医学と漢方医学の根本的な違いについて紹介しておきます。西洋医学は分析という科学的アプローチにより万人に対して効果が期待できるということを強く意識した学問ですが、漢方医学はそうではありません。原則論として経験と反省という哲学的アプローチを重視するので万人向けではないのです。あくまで原則論ですが。

基本的には漢方薬という選択肢は西洋薬をまず検討してからでしょう。

 

お勧め選択方法

市販薬で鼻詰まりを何とかする方法として、一例として挙げてみます。

 

・たまに鼻詰まりで困っている

→点鼻薬or内服薬(抗ヒスタミン薬+血管拡張薬)

・数日間連続して使いたい

→ステロイド点鼻薬(1カ月まで)

・今、アレグラFXやアレジオン、ストラリニZ服用中

→ステロイド点鼻薬併用(1カ月まで)

・いろんな理由でどっちの点鼻薬もダメ

→葛根湯加川芎辛夷を試してみる

・その他の病気があったり、体調がすぐれなかったり、何か薬を飲んでいる

→一度、ドラッグストアで相談するか医療機関を受診する

 

もちろん、この方法が絶対ということではありません。状況に応じて、薬剤師や登録販売者に相談してみましょう。この記事の内容が全てではありませんので、使用前に説明書もしっかり読みましょう。

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