姫路市飾磨の調剤薬局
L

糖尿病の薬、SGLT2阻害薬の注意点

最近の糖尿病の薬は副作用が非常に少なくなりました。

昔の主力であったSU薬は低血糖のリスクが有りましたが、昨今の主力であるDPP-4阻害薬やSGLT2阻害薬は本当に少ないです。

一方で、SGLT2阻害薬には別の注意点が存在しますので、効き方に沿った形で説明します。

SGLT2阻害薬の効き方

尿から体内の糖分を排泄させる薬です。

1日に70~80gのグルコースを排泄させる薬です。

ごはん1.5杯分くらいですね。

注意点

脱水

尿の糖分の高くなるということです。

このため、尿の浸透圧が高くなりますね。

すると尿の量が増えるという作用が出てきます。

これは体内の水分量が少なくなる、つまり脱水症のリスクがあるということを意味します。

症状としては、喉が渇く、めまいがする、疲れるなどといったものがあります。

このため、夏場など脱水症になりやすいときは、意識的に水分をよく摂るようにしましょう。

もちろん、この副作用はそれほど多くありませんので過度に心配される必要はありません。

この薬を飲んだら脱水症になる!危険な薬だ!とまで考える必要はないでしょう。

しかし、腎機能が低下している方や高齢者、利尿薬を服用中の方はリスクが高くなるので注意をしておきましょう。

尿路感染症

糖分が豊富に含まれる尿は細菌にとっては栄養源です。このため、膀胱炎などの感染症のリスクが高くなります。

男性は膀胱から尿道が長いためそれほど心配いりませんが、女性は短いため起こりやすいです。

膀胱炎の症状はトイレが近くなったり、排尿時に痛みを感じるなどです。

日常生活の注意点は、トイレットペーパーを前から後ろへ拭くことです。

その他

単独では低血糖のリスクは比較的少ないですが、グリメピリドなどのSU薬と併用する場合は注意が必要になります。

また、極端な低炭水化物ダイエットでケトアシドーシスという状態になる恐れがあります。

ケトアシドーシスはまれな副作用ですが吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状や筋肉痛、息が苦しいといった症状が持続したり、ひどい場合は医師または薬剤師に相談しましょう。

糖尿病の方は糖分の制限は大事ですが、極端にならないよう注意が必要です。

このあたりが主な注意点です。

飲んでいただけないかも知れない

上記のような副作用をご説明すると「危険な薬なんじゃないか?」と思われるかもしれません。

「服用して頂けない」、これが一番まずい注意点です。

医師は服用するメリットとデメリットを判断した上で処方をします。

薬剤師は安全に使用していただくために、薬の副作用を対策とセットで説明します。

決して、不安を煽る目的で説明している訳ではありません。

 

以上、SGLT2阻害薬の注意点でした。

 

広告
広告
SNSでフォローする
L